中国陶磁器・単色釉磁器
清朝の景徳鎮官窯ではきわめて多種にわたる高火度単色釉薬が開発された。色についての執念は我々日本人と違い、異常なほど強かったからで、今日の色釉の大半の基本はこの時期に揃ったといっていいそうだ。自分自身の体験からもこんな事があった、景徳鎮の友人の所に買い付けに行った時、彼と二人で、町の骨董品を販売している店を見学している時、気に入った色絵の中盤を見つけ、店主に時代を尋ねると明代といわれた、値段もそこそこなので、プロの友人に尋ねると、まあネ。という事で、それを貰い、外に出ると、彼は此れは明代ではないと言う。ではどこが?と尋ねると、その盤の赤色の部分を指し明代ではこの赤は使われていない、と言う。その後、彼は景徳鎮の路地裏に住む老人の所に私を連れて言ってくれた。この老人は既に60年間、釉薬の研究を専門にしてきたそうで、私の買った色絵盤を見ると、彼が指摘したように、清末以降の物と即座に返答された。